過去の事例を独自に分析。不審な動きを的確にとらえる!
東海道新幹線の警備を担当する全日警。
子供の頃から、正義感は人一倍強かったと思います。どのような事情があったとしても、やはり悪いことは許せない。この性格ですから、警備という道に進んだのは、自然の流れだったと思います。全日警の求人に応募したのは、「体温(ぬくもり)のあるセキュリティ」を掲げ、人間として温かな思いやりのある警備を目指している企業姿勢に共感したからです。
警備は街や人々の暮らしの安全・安心に関わる、本当に魅力の大きな仕事です。当然ながらその分、責任も重くなりますが、常にその重責を意識しながら任務を遂行できることも、この仕事のやりがいだと感じています。私自身は2008年の全日警入社後、新横浜駅警備隊に配属され、以来、新横浜駅の安全を守る毎日を送っています。
一般的には知られていないかもしれませんが、全日警は東京~新大阪間を運行する日本の大動脈、東海道新幹線の警備を行っています。主要な駅ターミナルを始めとする重要施設での防犯・防災業務のほか、走行中の列車内の巡回業務、車両による線路沿線のパトロールなどを行い、列車の安全や安定輸送に貢献しています。
私が配置されている新横浜駅も、東海道新幹線の発着駅。周辺にはオフィスビルが立ち並び、横浜アリーナ、日産スタジアムといった大規模イベント会場の最寄駅でもあります。日々、多くのビジネスマン、観光客が行き交う巨大ステーションで、不審者の侵入防止、不審物の発見を目的とした改札口前の警戒、立哨(りっしょう)、巡回が私の主要な任務になります。
不正乗車防止の功績で5回の社長表彰。
警備業務では一瞬たりとも気が抜けませんが、とは言え、常に最大限の集中力を維持し続けることは容易なことではありません。自身がどんな状態であっても、高いレベルで確実な警備を行う方法をずっと考え、たどり着いたのが過去の事例分析でした。不正乗車を例にすると、「発生しやすい時間帯はいつなのか」「どのような挙動で改札を通り抜けてしまうのか」といったことを、過去の事例で確認していったのです。
分析自体は自己流です。でも、過去に起きた事例を分析することで、傾向は確実に見えてきました。どこを重点的に警備すれば良いのか、警備のポイントが判断できるようになり、そこを押さえることで、集中力を無理に高めなくても、不審な動きを察知できるようになったのです。努力と工夫で警備力の向上を図れたことは、私にとっても非常に大きな自信になりました。
おかげさまで、分析の結果を警備に取り入れてから、不正乗車防止の功績で5回の社長表彰を受けることができました。これも、不正乗車を行う人物の行動パターンを分析し、冷静な目でそうした動きを見せる人物に注目したからこその結果だと思っています。ただ集中力だけに頼っていては、多くの犯罪を見落としてしまう恐れがあります。
自身の努力や工夫で警備力の向上ができたことは、本当に大きな自信になりました。自分なりの分析ではありますが、今後もこうした努力は継続的に続けていきたいと思っています。このような日々の努力と工夫が、犯罪数の減少につながれば、こんなに嬉しいことはありません。
リフレッシュできる趣味を大切に。
仕事ではかなりの集中力、緊張感を持って任務に当たっているだけに、仕事終わりや休日などは、仕事のことを忘れて思い切りリフレッシュするようにしています。他の隊員も同様で、こうしたメリハリがしっかりしているのも全日警の魅力なんだと思います。警備の現場では集中力を高め、仕事を離れればゆったりとした気持ちで。趣味人も多く、全日警はプライベートを大切にしたい方に向いた職場だと思います。
私の趣味はと言えば、食巡りなんです。特になによりの楽しみが、仕事終わりに同僚と連れ立って行く食事。現場で疲労した頭と体の緊張を解き、みんなで楽しく飲んで、食べて、語り合います。一番の好物は、やっぱり焼肉ですね(笑)。しっかり食べれば、明日への活力へとつながりますし、職場のみんなと囲む焼肉は最高ですね。
全日警の求人を検討されている方にアドバイスをすると、普段の自分に戻ってリフレッシュできる趣味を大切にと言いたいですね。スポーツ、映画、音楽、食べ歩き、なんでもいいんです。警備は気の抜けない仕事ですから、その分、仕事から離れる時間帯を上手に活用する必要があります。仕事も趣味も、しっかり楽しめる方に向いた環境と言えますね。
後輩になるかもしれないみなさんに、全日警の魅力をもう少し紹介しましょう。まずは、資格取得制度。全日警では社員の資質向上をうながし、サービスの質を高めるための取り組みとして、資格取得にチャレンジする社員を積極的に支援する環境を整えています。「警備員指導教育責任者」「機械警備業務管理者」「防犯設備士」を始め、15種類以上の資格について取得支援を行っています。各地にさまざまなタイプが用意された社員寮についても、魅力を伝えたいですね。もちろん、部屋はすべて個室タイプで、相部屋やルームシェアタイプはありません。仕事を離れたらプライバシーをしっかり確保できるのが全日警の社員寮。周辺にコンビニ、飲食店の多い好立地の社員寮が多く、快適な寮生活が送れますよ。しっかり貯金をしたい方にも、この社員寮はお勧めです。
1日100人以上に案内をすることも。
新幹線の安全、安定輸送を支えることが私の最も重要なミッションではありますが、駅警備においては、もうひとつの大きな役割を担っています。それは、お客様対応です。東海道新幹線が発着する新横浜駅という大きな駅だけに、多い日になると、私一人だけで100人以上のお客様から路線、施設について尋ねられるのです。
お急ぎのお客様が多いだけに、のんびりと路線を調べているわけにはいきません。求められているのは、迅速かつ的確な説明です。そのため、常に時刻表や路線図は携帯していますし、新横浜駅ご利用のお客様が迷いそうな乗り換えの情報などは、調べて頭に入れるようにしています。
駅利用のお客様にとっては、改札の近くにいる駅員も警備員も大きな違いはありません。自分は警備の仕事だからと言い訳をしがちですが、お客様の安心を生むサービスを提供することこそが、私たちの役割です。今後も警備同様に、サービスの質を意識して業務に取り組みたいと思っています。
全日警の求人に応募を考えられている方へ。全日警は「至誠、責任、進取、親愛」という社訓を基本として、「体温(ぬくもり)のあるセキュリティ」を目指す企業です。セキュリティシステムがどれほど進化しても、警備には温かな思いやりが絶対に必要なのです。この思いを共有できる方に、ぜひ応募いただきたいですね。
※記載内容は取材当時のものです。